単純温泉

単純温泉は、温泉水1kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg未満で、源泉温度が25℃以上の温泉と定義されます。 一般的に、無色透明でにおいも少なく、肌触りが柔らかいのが特徴です。 pHが8.5以上の場合は、アルカリ性単純温泉と呼ばれ、「美肌の湯」として知られています。

単純温泉は刺激が少ないため、幅広い年齢層や様々な体調の方に適しており、疲労回復、神経痛、筋肉痛、肩こり、腰痛、ストレス解消、便秘、神経麻痺、リウマチ性疾患、健康増進など、多岐にわたる効果が期待できます。 特にアルカリ性単純温泉は、入浴後に肌がすべすべになる感触が得られるのが特徴で、肌の古い角質を剥がれやすくすることによると考えられています。 また、自律神経不安定症、不眠症、うつ状態の改善にも効果が期待されています。 単純温泉は日本で最も多い泉質の一つであり、岐阜県の下呂温泉や長野県の鹿教湯温泉などが有名です。